舌側に装着する裏側矯正
裏側矯正は舌側に矯正装置を装着するタイプの矯正歯科治療で、審美性に優れています。正面から見たときに装置が見えないので周りにバレずに噛み合わせや歯並びの矯正をすることが出来ますし、人前でも気兼ねなく歯を見せて笑えます。
裏側矯正をしていると歯磨きがしにくくなって虫歯や歯周病になるリスクが高くなり口臭も発生しやすくなりますので、治療中は念入りにオーラルケアを行うことが大事です。歯磨きにおいて意識すべきこととしては、裏側矯正専用の歯ブラシや電動歯ブラシやデンタルフロスや歯間ブラシやワンタフトブラシで食べかすや歯垢をしっかりと落とす、デンタルリンスや液体歯磨きは殺菌力に優れたものを選ぶ、食後の歯磨きを徹底して常に食べかすが残っていない清潔な状態を保つ、睡眠中は唾液が減り歯周病菌などが増殖しやすくなるので寝る前は時間をかけて歯磨きをする、少しでも不具合を感じたら放置せずにすぐに歯医者さんへ行きチェックしてもらうなどがあります。
裏側矯正に慣れてしまえば滑舌は悪くならない
裏側矯正を検討している人の中には、治療期間中に滑舌が悪くなるのではという心配をしている人もいるのではないでしょうか。それは、裏側矯正は矯正装置を歯の裏側に付けるため、舌に当たってしまうなどして発音が悪くなったり話しにくくなるのではないかと想像するからです。
結論から言うと、裏側矯正を始めた頃には多少発音がしづらくなることはあるようです。しかし、歯の裏側に矯正装置が付いている状態に舌が慣れてくると、普段通りに発音できるようになることがほとんどです。人と話す機会が多い仕事をしている人などは、矯正治療を受けている間にしゃべりにくくなると困ると考えますが、慣れてくれば普通に話せるようになるのであまり心配はいりません。裏側矯正で一時的に滑舌が悪くなる期間は人によって異なりますが、早ければ1週間ほど、遅くても1カ月位で矯正装置に慣れることができ、通常通りにしゃべれるようになるということを覚えておくと良いでしょう。
